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ホーム > 単行本・PCソフト > 交通警察 > 交通事故・事件捜査実務必携 ~過失認定と実況見分,交通捜査の王道~

交通事故・事件捜査実務必携 ~過失認定と実況見分,交通捜査の王道~

〔本書の内容〕
捜査官が,必要な捜査事項や実況見分のポイント等について理解を深めるための手助けとなり,再度の実況見分等を避けるための,分かりやすい解説書。自動車運転処罰法に対応。

〔本書のポイント〕
●頻出事故・事件の過失認定と実況見分のやり方がよく分かる!

 交通事故における「過失の認定方法」や,交通捜査における「実況見分調書作成のポイント」を,読みやすく分かりやすく,実務に応じた形で記載した,交通捜査官のバイブル!

●事故・事件捜査のポイントがよく分かる!

 現場で悩む様々な場面について,犯罪事実記載・関係裁判例を交えて,検察官の視点から分かりやすく解説。

●自動車運転処罰法の新設部分に完全対応!

 前書には無かった「自動車運転処罰法の新設部分(危険運転致死傷2条・3条,アルコール等影響発覚免脱等)」について,立法時の要点を分かりやすくまとめ,判例の動向も押さえて実務的に解説しているから,今すぐ使える!

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著者
:交通事故・事件捜査実務研究会 編
定価
:¥3,348 (本体 :¥3,100)
ポイント
:31 P
発売日
:2017年07月
ISBN
:978-4-8037-4410-1
Cコード
:3032
判型
:A5 ビニール上製
ページ数
:704
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目次

第1編 総 論 編
第1章 交通事故事件捜査における実況見分(総論)
1 実況見分の目的と必要性… ……………………………………………………… 2
   交通事故が発生した際に,現場で実況見分を実施する目的は何
  か? 2
(1) はじめに 2
(2) 注 意 点 3
(3) 正確な記載 3
2 交通事故事件における実況見分の特徴… ……………………………………… 6
   交通事故の実況見分の特徴としては,どのようなものがあるの
  か? 6
(1) 事故発生直後の速やかな実況見分の必要性… ………………………………… 6
(2) 目撃者の確保(人的証拠)… …………………………………………………… 7
3 交通事故の実況見分調書の作成に当たって求められる事項… ……………… 8
   交通事故の実況見分調書を作成するに当たって注意すべき事項
  には,どのようなものがあるのか? 8
(1) どのような実況見分をしておくことが必要なのかを考える…………………… 8
(2) 具 体 例… …………………………………………………………………… 8
(3) 実況見分の目的に照らして考える…………………………………………… 10
4 実況見分調書の証拠能力… ………………………………………………………12
   実況見分調書の作成者が,公判で証人出廷することがあるの
  か? 12
(1) 実況見分調書の証拠能力…………………………………………………………12
(2) 実況見分官… ……………………………………………………………………13

第2-1 編 過失運転編(交差点関係)
第1章 交差点における左右道路から進行してきた車両との衝突事故①
1 交差道路の見通しの良い交差点における出会い頭の事故 16
(1) 交差点における左右道路の見通し 16
   交差点における左右道路から進行してきた車両との衝突事故
  で,左右道路の見通しについて考える理由は何か? 16
   交差点における左右道路から進行してきた車両との衝突事故の
  実況見分で求められること,注意すべきことは何か? 19
(2) 相手車両が被疑者から見通すことができる範囲内にいたのか…………………19
(3) 運転者の目の位置と相手車両の先端… ……………………………………… 20
(4) 被疑事実記載例… …………………………………………………………… 22
2 左右道路の見通しの悪い交差点における出会い頭の事故… ……………… 24
(1) 左右の見とおしがきかない交差点…………………………………………… 24
   「左右の見通しがきかない交差点」とは,どのような交差点をい
  うのか? 24
   交差点の左右道路の見通しの良し悪しは,どの地点で考えるの 
  か? 25
(2) 徐行をするのに必要な距離…………………………………………………… 25
(3) 「左右の見とおしがきかない」というための(認定)基準… ……………… 26
(4) 徐行不履行の過失責任… …………………………………………………… 27
   交差点における出会い頭の事故で徐行不履行が過失であるとい
  うために,実況見分において必要とされることは何か? 28
(5) 被疑事実の記載… …………………………………………………………… 29
(6) 被疑者に過失責任を問うことが難しい場合… ……………………………… 30
   見通しの悪い交差点での出会い頭の事故の場合に,過失責任を
  問うことができない場合としては,どのような場合が考えられる 30
  のか?
3 交差点における出会い頭の事故と優先道路進行車両の運転者の過失… … 33
   優先道路を通行する車両の運転者に過失が認められるのは,ど
  のような場合か? 33
(1) 優先道路進行車両… ………………………………………………………… 33
(2) 優先道路通行車両に過失責任が認められる場合… ………………………… 34
4 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 37
〈事案の概要〉
 被疑者が,普通乗用自動車を運転し,交通整理の行われていない右方道
路の見通しが困難な交差点を直進する際,徐行せず,漫然時速約25 キロ
メートルで進行した過失により,折から右方道路から進行してきたV運転 37
の自転車に自車前部を衝突させ,Vに傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等… ………………………………………………… 38
2 具体的な捜査事項…………………………………………………………… 38
3 検察官からのアドバイス… ………………………………………………… 40
5 実況見分調書… ………………………………………………………………… 42
第2章 交差点における左右道路から進行してきた車両との衝突事故②
1 一時停止の道路標識が設けられた交差点での事故… ……………………… 48
(1) 概   要… ………………………………………………………………… 48
   一時停止の道路標識が設けられた交差点での事故における実況
  見分で,必要とされることは何か? 48
(2) 一時停止の道路標識に気付いていなかった場合… ………………………… 52
   一時停止の道路標識に気付いていなかった場合,注意すべきこ
  とは何か? 52
(3) 信頼の原則… ………………………………………………………………… 54
2 交差道路に一時停止標識が設けられている場合の注意義務… …………… 55
3 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 57
〈事案の概要〉 57
 被疑者は,普通乗用自動車を運転し,交通整理の行われていない交差点
を直進するに当たり,交差点入口手前に設置された一時停止の道路標識に
従って一時停止をしたが,その後,左右道路の安全確認をしないまま同交 57
差点に進入したため,右方道路から進行してきたV運転の原動機付自転車
に自車前部を衝突させて転倒させ,Vに傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等… ………………………………………………… 58
2 具体的な捜査事項 … ……………………………………………………… 58
(1) 争   点 58
(2) 検察官が実施した補充捜査について 59
3 検察官からのアドバイス … ……………………………………………………… 61
(1) 見通し見分で注意すべき点 61
(2) 被害車両の徐行義務との関係 62
第3章 交差点における右折車両と対向直進車両の事故
1 いわゆる右直の事故の過失について… ……………………………………… 68
(1) 右折車両と対向直進車両の事故の過失 68
2 いわゆる右直の事故の捜査… ………………………………………………… 70
   右折車両と直進車両の事故の捜査で,検討しなければならない
  ことは何か? 70
(1) 被疑者が右折を開始する時点の被害者運転車両の位置 70
(2) 右折車両の運転者に過失が認められない場合 71
   右折車両と直進車両の事故の場合に,右折車両の運転者に過失
  が認められないことがあるのか? 71
(3) 判   例 72
(4) 右折車の運転者の過失を否定した事案 76
3 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 79
〈事案の概要〉 79
 被疑者は,普通乗用自動車を運転し,信号交差点を青色の灯火信号に
従って対向車線の渋滞停止車両の前面を通過して時速約10 キロメートル
で右折進行中,同渋滞停止車両の側方を進行してきたV運転の対向直進バ 79
イクに気付かずに自車を衝突させて転倒させ,Vに傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 80
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 80
(1) 直進車両の優先通行権 80
(2) 事故当時の信号表示と被害者運転車両の走行速度 81
(3) 被害者運転車両を発見することが可能な地点 81
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 82
(1) いわゆる全赤状態で発生した右直事故ついて 82
(2)  右直事故において,対向直進車両が,車長が長い大型バス等の右折車両の
  左側後部に衝突した事故 83
4 実況見分調書… ………………………………………………………………… 84

第2-2 編 過失運転編(道路横断関係)
第4章 道路を横断する歩行者や自転車との事故
1 横断歩行者等との事故における注意義務と過失の基本的な考え方……………… 94
2 前方不注視が過失となる横断歩行者等との事故の捜査… ………………… 96
   横断歩行者等との事故の場合に,実況見分によって明らかにす
  べき事項には,どのようなものがあるのか? 96
(1) 実況見分によって明らかにすべき事項 96
(2) 目撃者の確保 98
(3) 客観的な裏付け 99
   被害者の横断状況に関する捜査には,どのようなものがあるの
  か? 99
(4) 発見可能地点の実況見分 99
   横断歩行者等との事故における発見可能地点の実況見分には,
  どのような方法があるのか? 100
   横断歩行者等との事故における発見可能地点の実況見分では,
  どのようなことに留意すべきか? 101
(5) 発見可能地点の実況見分で留意すべき事項 102
(6) 被疑者運転車両と横断歩行者等の位置関係 104
   横断歩行者等との事故において,被疑者運転車両が,停止可能
  な距離以上手前の地点に位置していたときの被害者の位置は,ど 104
  のようにして検討するのか?
3 前方不注視を過失とすることができない横断歩行者等との事故………………107
(1) 前方不注視以外に考えられる過失 107
   横断歩行者等との事故において,前方不注視以外に考えられる
  過失には,どのようなものがあるのか? 107
(2) 歩行者の横断が予測できるような特段の事情 109
(3) 特段の事情に関わる判例 110
(4) ま と め 117
4 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 118
〈事案の概要〉
 夜間,普通乗用自動車を運転して片側1車線の道路を時速約50 キロ
メートルで進行中,脇見をしたため自車進路前方を横断歩行中の歩行者に 118
気付かず,自車を衝突させて死亡させた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 119
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 119
(1) 被害者の横断開始地点,横断方向の特定について 119
(2) 回避可能性について 121
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 124
(1) 見通し見分の励行 124
(2) 同一条件の再現 125
(3) 供述調書への録取 125
5 実況見分調書… ………………………………………………………………… 126
4 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 118
〈事案の概要〉
 夜間,普通乗用自動車を運転して片側1車線の道路を時速約50 キロ
メートルで進行中,脇見をしたため自車進路前方を横断歩行中の歩行者に 118
気付かず,自車を衝突させて死亡させた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 119
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 119
(1) 被害者の横断開始地点,横断方向の特定について 119
(2) 回避可能性について 121
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 124
(1) 見通し見分の励行 124
(2) 同一条件の再現 125
(3) 供述調書への録取 125
5 実況見分調書… ………………………………………………………………… 126
第5章 横断歩道上の歩行者や自転車との事故
1 横断歩道や自転車横断帯に関する道路交通法の規定… …………………… 132
   横断歩道に関する道路交通法の規定には,どのようなものがあ
  るのか? 132
2 横断歩道,自転車横断帯… …………………………………………………… 135
   横断歩道・自転車横断帯の道路標識や道路標示について注意す
  べき事項には,どのようなものがあるのか? 135
3 横断歩道による横断歩行者との事故における過失… ……………………… 137
(1) 横断歩道の存在を認識していなかった場合 138
   車両の運転者が横断歩道の存在に気付いていない場合は,どの
  ように考えたらよいのか? 138
(2) 横断歩道の存在を認識していた場合 141
   車両の運転者が横断歩道の存在を認識していて,横断歩道付近
  に歩行者を発見していた場合の過失は,どのように考えるのか? 141
(3) 横断歩道により横断中の歩行者を発見したが,その時点では,既に当時   
の速度に照らして停止可能な距離以下の地点に位置していたり,横断歩行   
者に気付くことなく進行して歩行者と衝突した場合 143
   車両の運転者が,横断歩道の存在を認識していたが,横断歩道
  上を横断歩行中の歩行者を発見したときには衝突を回避すること
  ができない位置関係にあったり,横断中の歩行者を発見すること 143
  なく進行した場合の過失は,どのように考えるのか?
   横断歩道による横断歩行者がないことが明らかな場合とは,ど
  のような場合をいうのか? 147
(4) 横断歩行者がないことが明らかな場合とはどのような場合なのか,逆に   
これが明らかではない場合とはどのような場合なのか 147
(5) 横断歩道の手前に停止車両があり,その側方を通過して前方に出る場合 148
   横断歩道の手前に停止車両があった場合,停止車両の陰から横
  断歩道上を横断してきた歩行者と衝突した事故の過失は,どのよ 148
  うに考えるべきか?
(6) 歩行者に対する信頼の原則の適用 150
4 横断歩道と自転車… …………………………………………………………… 152
5 横断歩道を通過する際に死角がある場合の注意義務… …………………… 157
   横断歩道を通過する際に死角がある場合には,過失をどのよう
  に考えたら良いのか? 157
6 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 161
〈事案の概要〉 161
 普通乗用自動車を運転し,片側1車線の道路を時速約40 キロメートル
で進行中,前方に設けられた横断歩道上を右方から左方に向かい横断歩行
中の歩行者を右前方約17.3メートルの地点に初めて発見し,急制動の措置 161
を講じたが間に合わずに衝突し,路上に転倒させて傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 162
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 163
(1) 横断歩道の存在に気付いていたこと 163
(2) 被疑者運転車両と被害者の位置関係 164
(3) 見通し状況 168
(4) 「横断歩行者等がないことが明らか」とは言えない場合 169
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 170
(1) 横断歩道の存在に気付いていなかった場合 170
(2) 見通し状況の見分 170
(3) 停止車両により見通しが悪い場合 171
7 実況見分調書… ………………………………………………………………… 172

第2-3 編 過失運転編(信号機関係)
第6章 赤色信号殊更無視の類型の危険運転致死傷
1 赤色信号で交差点に進入した事故を捜査する際に留意すべきこと……………… 180
2 『赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視』するとはどういう   
ことか… …………………………………………………………………………… 181
(1) 赤色の灯火信号を無視して進行した場合 181
    赤色信号を無視する,ということの意味は何か? 181
(2) 赤色信号を「殊更に無視」したこと 184
   赤色信号を殊更に無視する,というのはどのようなことか? 184
3 『重大な交通の危険を生じさせる速度』とは何か………………………… 186
   重大な交通の危険を生じさせる速度とは,どのような速度を言
  うのか? 186
4 赤色信号を殊更に無視した類型の危険運転致死傷罪の捜査… …………… 191
(1) 捜査で明らかにすべき事項 191
   赤色信号の殊更無視の類型による危険運転致死傷罪の捜査で,
  重要なことは何か? 191
(2) 被疑者の主観的認識についての捜査 193
   主観的な認識を明らかにするための捜査として,どのようなこ
  とが必要か? 194
(3) 被疑事実記載例 195
5 危険運転致死傷罪が成立せず,過失運転致死傷罪として処理する場合… 197
   赤色信号を殊更に無視したとは言えない場合とは,どのような
  場合か? 197
(1) 「赤色信号を殊更に無視したとは言えない場合」 197
(2) 「重大な交通の危険を生じさせる速度とは認められない場合」 198
6 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 199
〈事案の概要〉 199
 早朝,普通乗用自動車を運転して信号機により交通整理の行われている
交差点を直進するに当たり,同交差点入口の停止線手前約69.2 メートル
の地点を時速約40 ないし50 キロメートルで進行中,同交差点の対面信
号機が赤色灯火信号を表示しているのを認めたのに,先を急ぐ余り,同交
差点の赤色灯火信号を殊更に無視し,重大な交通の危険を生じさせる速度
である時速約20 ないし30 キロメートルに減速して同交差点内に進入し,
右方道路から信号に従い進行してきたV運転の普通貨物自動車前部に自車
右側部を衝突させ,Vに傷害を負わせた事案。
199
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 200
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 201
(1)  本件事故当時,被疑者の対面信号機が赤色の灯火信号を表示していたこと   
を証明する証拠の収集について 201
(2) 赤色信号殊更無視の主観的認識 202
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 203
(1) 信号表示を裏付ける証拠の収集 203
(2) 具体的な供述 203
(3) 心理状況の調書化 204
7 実況見分調書… ………………………………………………………………… 205
第7章 赤色信号無視・看過による事故
1 赤色信号で交差点に進入した車両による事故の過失… …………………… 210
2 赤色の灯火信号の意味… ……………………………………………………… 211
    赤色の灯火信号には,どのような意味があるのか? 211
3 赤色信号無視の過失のとらえ方… …………………………………………… 213
(1) 過失運転致死傷罪として処理すべき場合 213
   赤色信号無視の事案で,過失運転致死傷罪として処理すべき場
  合は,どのような事案か? 213
   危険運転致死傷罪にはならない場合に,赤色の灯火信号を表示
  している交差点に進入したときには,必ず赤色信号無視の過失に 214
  なるのか?
(2) 停止位置よりも手前で停止することができなかった場合の過失 214
   交差点手前の停止位置では停止することができないが,交差点
  入口の安全な場所で停止することができる場合は,赤色信号無視 216
  にはならないのか?
(3) 交差点入口の安全な場所で停止することができる場合 216
4 赤色信号看過の過失のとらえ方… …………………………………………… 220
(1) 赤色の灯火信号を看過して交差点に進入した場合 220
   対面信号機が赤色の灯火信号を表示した時点で,停止線手前で
  停止できたか否かにかかわらず,停止線を越えた時点で対面信号
  機が赤色の灯火信号を表示していたら,赤色信号看過の過失とし 221
  てとらえることはできないのか?
(2) 対面信号機が赤色を表示した時点では停止線手前で停止することができ   
ない場合の考え方 221
(3) 停止線を越える時点で対面信号機が赤色を表示していれば足るとの考え方… 222
(4) 実務ではどうするか… ……………………………………………………… 223
(5) (2)の考え方における裁判例………………………………………………… 223
(6) 留意事項… ………………………………………………………………… 230
5 赤色信号無視・看過による事故の捜査で必要なこと… …………………… 232
   赤色信号無視・看過の過失による事故の捜査で,必要なことは
  何か? 232
(1) 捜査対象事項 232
(2) 信号サイクルと被疑者の対面信号機が赤色灯火信号を表示した地点 233
      信号交差点の事故で,信号サイクル表は何故必要になるのか? 233
   被疑者の対面信号機が赤色を表示した地点は,どのようにして
  明らかにするのか? 233
(3) 被疑者の認識 235
(4) 事故時の信号表示を確定するために有用な資料 236
6 赤色信号無視・看過による事故の場合の実況見分… ……………………… 237
   赤色信号無視・看過の事故における実況見分で,重要なことは
  何か? 237
(1) 「信号機が設置された交差点での事故における一般的事項」 238
(2) 「被疑者関係」 238
(3) 「相手(被害)車両運転者または被害者関係」 238
(4) 「目撃者関係」 239
7 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 240
〈事案の概要〉 240
 普通乗用自動車を運転し,信号交差点を直進するに当たり,対面信号機
が赤色の灯火信号を表示しているのを看過したまま時速約40 キロメート
ルで進行して交差点内に進入した過失により,左方道路から信号に従って
進行してきたV運転の普通乗用自動車を直前に認め,急ブレーキをかけた 240
が間に合わず,同車右側後部に自車前部を衝突させ,Vに傷害を負わせた
事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 241
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 242
(1) 信号表示の捜査 242
(2) 赤色信号を表示したときの被疑者運転車両の位置 243
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 246
(1) 交差点手前の停止位置あるいは交差点入口付近の安全な場所で停止するこ   
とができたか 246
(2) ま と め 246
8 実況見分調書… ………………………………………………………………… 248

第2-4 編 過失運転編(過失運転編追突・進路変更・居眠り関係)
第8章 追突事故
1 追突事故の態様… ……………………………………………………………… 254
(1) 追突事故の態様 254
    追突事故には,どのような態様のものがあるのか? 254
(2) 前方不注視 255
(3) 動静不注視 256
(4) ブレーキ操作不適 258
(5) 車間距離不保持 259
(6) 速度不遵守 260
2 追突事故の過失のとらえ方… ………………………………………………… 262
(1) 停止地点や衝突地点 262
   追突事故で,車両の運転者が,衝突前に停止あるいは減速して
  いる先行車両に気付いていた場合に検討すべきことは何か? 262
(2) 先行車両に気付いていた場合 262
(3) 先行車両に気付いていなかった場合 263
   追突事故で,車両の運転者が,停止している先行車両や減速し
  ている先行車両に気付くことなく衝突した場合に検討すべきこと 264
  は何か?
(4) ま と め 264
3 安全な車間距離とは… ………………………………………………………… 267
(1) 安全な速度と車間距離 267
(2) 判   例 268
   安全な車間距離については,どのように考えたら良いのか?    268
(3) 実際の安全な車間距離 270
(4) 注 意 点 272
4 追突事故の捜査… ……………………………………………………………… 274
(1) はじめに 274
(2) 前方不注視を過失とする場合 274
   前方不注視が過失となる追突事故の捜査で,重要なことは何
  か? 274
   動静不注視が過失となる追突事故の捜査で,重要なことは何
  か? 275
(3) 動静不注視の過失による事故………………………………………………… 275
(4) そのほかに追突事故の捜査で明らかにしておかなければならないこと… … 276
   そのほかに追突事故の捜査で,明らかにしておかなければなら
  ないことは何か? 276
5 追突事故の実況見分… ………………………………………………………… 277
6 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 278
〈事案の概要〉 278
 普通乗用自動車を運転し,片側1車線の道路を,前方を同一方向に進行
する前車に追従して時速約60 キロメートルで進行中,前車が信号に従っ
て停止寸前の状態になっているのを前方約22.2 メートルの地点に認めて
急制動の措置を講じようとしたが,ブレーキペダルを踏み込もうとしてア 278
クセルペダルを踏み込み,自車前部を前車の後部に衝突させて前車の運転
者及び同乗者に傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 279
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 279
(1) 過失の検討 279
(2) 車間距離 280
(3) ブレーキ操作 281
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 283
(1) 車間距離を明らかにすること 283
(2) 車両の損傷状況を明らかにすること 283
第9章 進路変更・追越し時の事故
1 進路変更と道路交通法の規定… ……………………………………………… 286
   進路変更に関する道路交通法の規定には,どのようなものがあ
  るのか? 287
2 進路変更し,左または右後方から進行してきた車両と衝突した事故   
の過失… …………………………………………………………………………… 290
   同一方向に進行しながら左あるいは右に進路を変更し,左また
  は右後方から進行してきた車両と,衝突した事故の過失は何か? 290
(1) 同一方向に進行しながら進路を左又は右に変更した際の事故の過失 290
(2)  同一方向に進行しながら左あるいは右に進路を変更し,左または右後方   
から進行してきた車両と衝突した進路変更時の事故における捜査 292
   進路変更時の事故で,進路変更をした車両の運転者に事故の過
  失責任を問うために,明らかにすべきことは何か? 292
(3) 被害者運転車両の速度と被疑者運転車両が進路変更を開始したときの被   
害者運転車両の位置 293
(4) 因果関係 294
   同一方向に進行しながら左あるいは右に進路を変更し,左また
  は右後方から進行してきた車両と衝突した事故において,実況見 294
  分によって明らかにすべき事項は何か?
(5) 被疑者立会の実況見分 294
(6) 被害者や目撃者立会の実況見分 296
(7) 事件発生直後の詳細な実況見分の実施と証拠化 297
3 左折時に左後方から進行してきた車両と衝突した事故の過失… ………… 299
(1) 交差点を左折する際に,左後方から進行してきた車両と衝突した事故の   
過失… …………………………………………………………………………… 299
   交差点を左折する際に,左後方から進行してきた車両と衝突し
  た事故の過失は何か? 299
   左折時の事故において,実況見分によって明らかにすべきこと
  は何か? 301
(2) 左折時の事故において,実況見分によって明らかにすべきこと 302
4 追越し時の事故の過失… ……………………………………………………… 304
(1) 追越しとは 304
   追越しに関する道路交通法の規定には,どのようなものがある
  のか? 305
(2) 追越し時に対向車両と衝突した事故,対向車の接近に気付き,あわてて   
元の車線に戻ろうとして被追越し車両と衝突した事故の捜査 306
      追越し時の事故の捜査に当たって,検討すべきことは何か? 306
(3) 被疑事実の記載 309
(3) 追越しを開始する際に,右後方から進行してきた車両と衝突した事故の   
過失について 312
(4) 追越しを完了して元の車線の戻る際に,被追越し車両や,その前方を走   
行中の車両と衝突した事故 314
5 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 316
〈事案の概要〉 316
 被疑者が,普通乗用自動車を運転し,片側2車線道路の第1車両通行帯
を時速約30 キロメートルで進行中,第2車両通行帯に進路変更した際,
第2車両通行帯を進行してきたV運転の自動二輪車に気付かず,同自動二 316
輪車に自車右側部を衝突させて転倒させ,Vに傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 317
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 318
(1) 捜査段階における被疑者と被害者の供述 318
(2) 客観証拠 318
(3) 検察官の理解 319
(4) 被疑者の事故前の行動と事故後の予定 319
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 320
(1) 否認事件の捜査… ………………………………………………………… 320
(2) 進路変更時の事故捜査のポイント…………………………………………… 321
6 実況見分調書… ………………………………………………………………… 322
第10 章 居眠り運転による事故
1 居眠り運転による事故の過失の考え方… …………………………………… 328
    居眠り運転による事故の過失は,どのように考えるのか? 328
2 居眠り運転における運転中止義務… ………………………………………… 329
(1) 運転中止義務の発生地点の特定 329
   居眠り運転による事故において,運転者に対し,運転中止義務
  を課すべき地点の特定はどのようにするのか? 329
   運転中止義務の発生地点の特定に当たって,注意すべき事項に
  はどのようなものがあるのか? 331
(2) 運転中止義務の発生地点の特定に当たって注意すべき事項 331
3 居眠り運転事故の捜査におけるその他の注意点… ………………………… 333
   居眠り運転の事故の捜査において,注意すべき事項にはどのよ
  うなものがあるのか? 333
(1) 居眠り運転の事故の捜査において明らかにすべき事項 333
(2) 居眠り運転による事故の被疑事実の記載例 334
(3) 居眠り運転と睡眠時無呼吸症候群 335
4 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 340
〈事案の概要〉 340
 被疑者が,普通乗用自動車を運転し,時速約50 キロメートルで進行中,
睡眠不足のため眠気を催し,前方注視が困難な状態に陥ったのに,直ちに
運転を中止することなく運転を継続したため,仮睡状態に陥り,対向車線 340
で停止していたV運転の普通乗用自動車と衝突し,Vに傷害を負わせた事
案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 341
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 342
(1) 眠気を催した地点 342
(2) 運転中止義務発生地点 343
(3) 被疑者からの聴取事項 343
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 343
(1) 低血糖状態 343
(2) 低血糖による意識喪失の捜査要領 344
(3) 危険運転との関係 345
5 実況見分調書… ………………………………………………………………… 346

第2-5 編 過失運転編(その他の関係)
第11 章 後退時の事故
1 後退時の事故の捜査… ………………………………………………………… 356
(1) 後退時の注意義務と実況見分で明らかにすべき事項 356
   後退時の事故の実況見分で求められる事項には,どのようなも
  のがあるのか? 357
(2) 被害者立会の実況見分ができない場合 359
2 後退時の事故の際の死角について… ………………………………………… 361
(1) 運転席からの死角と被疑者の過失 361
   死角範囲の実況見分で注意すべき事項には,どのようなものが
  あるのか? 361
   死角が問題となる事故における被疑者の取調べで,注意すべき
  事項にはどのようなものがあるのか? 363
(2) 被疑者の取調べで注意すべき事項 363
3 死角が問題となる事故における運転者の注意義務… ……………………… 364
   後退時の事故など死角が問題となる事故における運転者の注意
  義務には,どのようなものがあるのか? 364
(1) 死角が問題となる事故 364
(2) 過失を認めた判例 365
(3) 過失を認めなかった判例 374
(4) 死角が存在していたとしても事故を回避することができたといえる状況 378
(5) 被疑事実の記載例 378
4 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 380
〈事案の概要〉 380
 被疑者が,中型貨物自動車(箱形の荷台)を運転し,病院の敷地内通路
を後退進行した際,自車後方を歩いていたVに自車後部を衝突させて路上 380
に転倒させ,Vに重傷を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 381
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 381
(1) 後退中の事故の捜査時における要点 381
(2) 本件における処理 382
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 384
(1) 誘導者がいなかった場合の過失構成………………………………………… 384
(2) 誘導員がいる場合の運転者の過失構成… …………………………………… 384
5 実況見分調書… ………………………………………………………………… 385
第12 章 ドア開扉による事故
1 ドア開扉事故は過失運転致死傷罪に該当するのか,それとも業務上過失致
死傷罪に該当するのか… ………………………………………………………… 394
(1) ドア開扉事故の擬律 394
   ドア開扉の事故は,過失運転致死傷罪に該当するのか? それ
  とも,業務上過失致死傷罪に該当するのか? 394
(2) ドアの開扉が「自動車の運転」に当たるか 395
2 ドア開扉事故の注意義務と過失… …………………………………………… 399
(1) 過失責任を問うことができない場合 399
   ドアを開けた者に過失責任が認められないのは,どのような場
  合か? 399
(2) 運転者に過失が認められないとした判例 399
3 ドア開扉事故の捜査の要点… ………………………………………………… 403
    ドア開扉事故の捜査の要点は何か? 403
(1) ドア開扉事故の捜査の要点 403
(2) 被疑事実の記載 406
4 同乗者によるドア開扉事故における過失の考え方… ……………………… 408
(1) 同乗者の注意義務と過失責任 408
   同乗者がドアを開けた場合,同乗者にも過失責任が認められる
  のか? 408
(2) 同乗者の過失責任を認めた判例 409
(3) 同乗者がドアを開けた際の事故の被疑事実の記載 410
   同乗者がドアを開けた場合,運転者にも過失責任が認められる
  のか? 411
(4) 同乗者がドアを開けた場合の運転者の注意義務と過失責任 411
(5) 同乗者がドアを開けた事案で運転者が被疑者となる場合の被疑事実の記載…413
5 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 415
〈事案の概要〉 415
 被疑者が,中央線の設けられた片側1車線道路の左側端に普通乗用自動
車を停車させ,エンジンを切ってから,降車するため自車の右側運転席ド
アを開扉したところ,右後方から進行してきたV運転の普通自動二輪車に
同ドアを衝突させて転倒させ,Vに傷害を負わせた事案。
415
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 416
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 416
(1) 運転者の注意義務 416
(2) 本事案の経緯 417
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 418
(1) 過失運転致傷か業務上過失傷害か 418
(2) ドア開扉事故で予想される主な弁解 419
6 実況見分調書… ………………………………………………………………… 420

第3編 危険運転等編
第1章 アルコール又は薬物の影響による法2条1号の危険運転致死傷罪
1 はじめに… …………………………………………………………………… 426
2 法2条1号の危険運転致死傷罪と他の交通事故に係る罪との関係に   
ついて… …………………………………………………………………………… 429
(1) 概   要 429
(2) 罰条検討の順序 430
   運転者がアルコール又は薬物の影響により事故を惹起した場合
  において,法2条1号の危険運転致死傷罪,法3条1項の危険運
  転致死傷罪,法4条の過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱 430
  罪,法5条の過失運転致死傷罪のいずれを適用するかについて,
  どのような順序で検討するのが適当か?
3 アルコール又は薬物の影響により正常運転困難状態に陥ったこと… …… 433
(1) 概   要 433
(2) 正常運転困難状態の意義・内容 433
      正常運転困難状態とは,具体的に,いかなる状態をいうのか? 433
(3) アルコール又は薬物の影響 436
   正常運転困難状態の原因となるアルコール又は薬物の影響とは,
  どの程度のものであることを要するか? 436
(4) アルコールの影響による正常運転困難状態の立証上の留意点……………… 437
   アルコールの影響により正常運転困難状態に陥っていたことを
  立証する上で,捜査上の要点は何か? 437
(5) 事故態様の異常性 438
   正常運転困難状態下での運転態様・事故態様には,いかなるも
  のがあるか? 438
(6) アルコールの身体保有量 466
   アルコールの身体保有量について,どのような点に注意して捜
  査を行うべきか? 466
(7) 薬物の影響による正常運転困難状態の立証と捜査上の留意点 469
   薬物の影響により正常運転困難状態に陥っていたことを立証す
  る上で,捜査上の要点は何か? 469
(8) 事故前の運転状況と正常運転困難状態の認定 471
   事故前の運転状況として,運転者が事故を起こすことなく相当
  の時間・距離を相応に運転していたことは,正常運転困難状態の 471
  認定に当たり,どのように考慮すべきか?
(9) 事故直前の回避措置と正常運転困難状態 477
   事故当時の運転状況として,運転者が回避行動を執っているこ
  とは,正常運転困難状態の認定に当たり,どのように考慮すべき 477
  か?
4 アルコール又は薬物の影響による正常運転困難状態の認識… …………… 481
(1) 概   要 481
   正常運転困難状態に陥ったことの認識として,具体的にどのよ
  うな事実を認識していればよいのか? 481
(2) 運転の困難性を基礎付ける具体的な事実の認識 482
(3) 運転者の健忘の弁解への対処 484
   法2条1号の危険運転致死傷罪において,運転者が事故当時の
  記憶がないとしてその故意を否定した場合には,どのように対処 484
  すべきか?
(4) 正常運転困難状態の認識が必要な時点 486
   法2条1号の危険運転致死傷罪において正常運転困難状態の認
  識は,運転者の行為のどの時点のものであることが必要か? 486
5 因果関係… …………………………………………………………………… 494
   法2条1号の危険運転致死傷罪において,実行行為となる正常
  運転困難状態下での自動車の走行行為と死傷の結果との間の因果
  関係が認められない場合としては,どのような場合が考えられる 494
  か?
6 責任能力… …………………………………………………………………… 495
   法2条1号の危険運転致死傷罪について,責任能力が必要とさ
  れるのはどの時点なのか? 犯行時に運転者が心神耗弱の状態に 495
  あったときに,刑法39 条2項は適用されるのか?
(1) 基本的な考え方 495
(2) 刑法39 条2項による刑の減軽が認められた事例 496
(3) 検   討 497
7 幇助犯の成立… ………………………………………………………………… 499
   法2条1号の危険運転致死傷罪について,幇助犯が成立する場
  合として,どのような場合が考えられるか? 499
8 罪数関係等… …………………………………………………………………… 501
9 具体的事案の紹介… …………………………………………………………… 502
〈事案の概要〉 502
 被疑者が,酩酊状態であったのに,普通乗用自動車を時速約30 〜40
キロメートルで走行させたことにより,自車を片側1車線道路の道路右側
部分に進出させ,対向進行してきたV運転の普通貨物自動車右前部に自車 502
右前部を衝突させ,Vに傷害を負わせた事案。
1 実況見分調書の問題点等 … …………………………………………………… 503
2 具体的な捜査事項 … …………………………………………………………… 503
(1) 送致罪名 503
(2) 補充捜査の内容と捜査結果 503
3 検察官からのアドバイス … …………………………………………………… 507
(1) 危険運転致死傷罪(アルコールの影響型)の適用 507
(2) 高度酩酊の被疑者 507
(3) 酒気帯び運転と酒酔い運転の認定のポイント 508
10 実況見分調書…………………………………………………………………… 509
第2章 アルコール又は薬物の影響による法3条1項の危険運転致死傷罪
1 はじめに… …………………………………………………………………… 519
2 正常運転支障おそれ状態… …………………………………………………… 521
(1) 正常運転支障おそれ状態の意義・内容 521
   「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」とは,具体的に
  どのような状態をいうのか? 521
(2) 正常運転支障おそれ状態の認定 522
   正常運転支障おそれ状態は,どのような事情に基づいて認定す
  ればよいのか? 522
3 正常運転支障おそれ状態の故意… …………………………………………… 525
(1) 正常運転支障おそれ状態についての認識 525
   「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」(正常運転支障
  おそれ状態)の故意を認める上で,どのような事情がその認識の 525
  対象となるのか?
(2) アルコールの影響によることについての認識の立証 526
   「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」がアルコール
  の影響によることの認識を立証する上で,留意すべき事項は何 526
  か?
(3) 薬物の影響によることについての認識の立証 529
   「正常な運転に支障が生じるおそれがある状態」が薬物の影響に
  よる場合には,捜査上留意すべき事項は何か? 529
4 正常運転困難状態… …………………………………………………………… 537
   法3条1項の危険運転致死傷罪において,人身事故は正常運転
  困難状態に陥った時点以降のものであることを要するが,正常運
  転困難状態に陥った時点で,運転者に正常運転が困難状態である
  ことの認識は必要か?
537
5 因果関係… …………………………………………………………………… 538
6 責任能力… …………………………………………………………………… 539
(1) 問題の所在 539
   法3条1項の危険運転致死傷罪において,運転者の責任能力が
  争われる場合に,捜査上留意すべき事項は何か? 539
(2) 心神耗弱による刑の減軽の主張への対処 541
7 法3条1項の危険運転致死傷罪と他罪との関係… ………………………… 543
(1) 法2条1号の危険運転致死傷罪との関係 543
   法2条1号の危険運転致死傷罪ではなく,法3条1項の危険運
  転致死傷罪が成立するのは,どのような場合か? 543
(2) 法5条の過失運転致死傷罪との関係 545
   法3条1項の危険運転致死傷罪ではなく,法5条の過失運転致
  死傷罪を適用すべき場合とはいかなる場合か? 545
8 罪数関係… …………………………………………………………………… 546
第3章 病気の影響による法3条2項の危険運転致死傷罪
1 はじめに… …………………………………………………………………… 547
2 自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気… ………………………… 549
(1) 法3条2項の危険運転致死傷罪の病気の類型 549
(2) 病気の特定に関する立証上の留意点 551
   運転者が,自動車の運転に支障を及ぼすおそれのある病気に罹
  患していることを捜査するに当たり,留意すべき事情は何か? 551
3 病気の影響による正常運転支障おそれ状態… ……………………………… 553
(1) 概   要 553
   病気の影響により正常運転支障おそれ状態に陥ったことを立証
  する上での捜査の要点は何か? 553
(2) 正常運転支障おそれ状態 553
4 病気の影響による正常運転支障おそれ状態の認識について… …………… 556
(1) 概   要 556
(2) 基本的な捜査要領 557
(3) 運転免許の拒否事由等に関する捜査 558
5 法3条2項の危険運転致死傷罪の実行行為の特定… ……………………… 559
(1) 概   要 559
   病気の影響により正常運転支障おそれ状態となった時点・地点,
  正常運転困難状態になった時点・地点について,どのように特定 559
  するべきか?
6 責任能力… …………………………………………………………………… 562
7 法3条2項の危険運転致死傷罪と法5条の過失運転致死傷罪等との   
関係… ……………………………………………………………………………… 563
(1) 概   要 563
   法3条2項の危険運転致死傷罪と法5条の過失運転致死傷罪,
  病気の影響による過労等運転罪(道交法117 条の2の2第7号・ 563
  66 条)との関係について,どのように考えるべきか?
(2) 法5条の過失運転致死傷罪が適用される場合 564
   病気の影響により自動車の運転者が事故を惹起して人を死傷さ
  せた場合において,法5条の過失運転致死傷罪を適用する場合と 564
  はいかなる場合か?
(3) てんかん発作と法5条の過失運転致死傷罪 565
   てんかんの持病のある者が,自動車を運転中に事故を惹起して
  人を死傷させた場合において,法5条の過失運転致死傷罪を適用 565
  するに当たり,いかなる過失が構成されるか?
(4) 低血糖症の症状と法5条の過失運転致死傷罪 575
   低血糖症の持病のある者が,自動車を運転中に事故を惹起して
  人を死傷させた場合において,法5条の過失運転致死傷罪を適用 575
  するに当たり,いかなる過失が構成されるか?
(5) 睡眠時無呼吸症候群と法5条の過失運転致死傷罪 578
   睡眠時無呼吸症候群の持病のある者が,自動車を運転中に事故
  を惹起して人を死傷させた場合において,法5条の過失運転致死 578
  傷罪を適用するに当たり,いかなる過失が構成されるか?

第4編 発覚免脱編
第1章 過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪
1 はじめに… …………………………………………………………………… 588
2 正常運転支障おそれ状態… …………………………………………………… 591
(1) 概   要 591
(2) 正常運転支障おそれ状態の認定 591
   免脱行為がなされた場合における正常運転支障おそれ状態は,
  どのようにして認定するのか? 591
3 自動車運転上の注意義務違反… ……………………………………………… 594
4 免脱目的と免脱行為… ………………………………………………………… 595
(1) 免脱目的 595
    免脱目的は,いかなる場合に認められるのか? 595
(2) 免脱行為 596
   免脱行為とは,具体的にはいかなる行為がこれに該当するの
  か? 596
(3) 免脱行為と人の死傷の認識 597
   免脱行為に,人を死傷させた結果についての認識を要するか? 597
5 罪数関係… …………………………………………………………………… 599

第5編 道交法編
第1章 道路交通法違反事件の捜査
1 酒酔い運転・酒気帯び運転(道路交通法65 条1項)……………………… 602
   「酒を飲みました。運転しました。飲酒検知の結果,呼気中に
  ○㎎ /l のアルコールが検出されたことは間違いありません。」と
  いう調書ではだめなのは何故か? 602
   飲酒検知の結果,0.15㎎ /l 以上の数値が出ているのだから,
  大丈夫だと考えるのは,間違いだというのは何故か?
(1) 飲酒検知結果の正確性についての裏付け捜査 602
(2) 犯意の録取 603
(3) 酒気帯び運転の犯意 607
(4) 同乗罪,酒類提供罪,車両提供罪 608
2 無免許運転(道路交通法64 条1項)………………………………………… 609
(1) 無免許運転の罪の捜査の要点 609
(2) 類型ごとの注意点 609
    無免許運転の犯意について,注意すべきことは何か? 610
(3) 資格外の車両を運転した事案 610
(4) 運転免許が失効している事案 611
(5) 国際運転免許証を所持している事案 612
(6) 仮免許による事案 613
3 速度違反(道路交通法22 条1項)…………………………………………… 614
(1) 故意犯と過失犯の区別(認定) 614
   速度違反の被疑者を取り調べる際に,注意すべき事項にはどの
  ようなものがあるのか? 615
4 救護義務違反・報告義務違反(道路交通法72 条)………………………… 619
(1) 不救護,不申告の録取事項 619
   不救護,不申告は,「車両が衝突したが逃げてしまった」という
  ことのみで成立するわけではない,とされるのは何故か? 619
(2) 被疑者の認識 620
(3) 因果関係 621

第6編 資 料 編
第1章 各種資料編
参考① 見通し見分の方法
1 見通し見分がどうして必要なのか… ………………………………………… 624
2 見通し見分実施の際の注意点… ……………………………………………… 626
3 見通し見分の方法の参考例… ………………………………………………… 627
参考② 捜査報告書の記載例
1 信号看過による事故… ………………………………………………………… 634
2 横断歩行者と自動二輪車の事故… …………………………………………… 639
参考③ 病状照会をする際の照会書の記載例
1 加療期間の認定に当たって留意すべきこと… ……………………………… 642
(1) 傷害程度の認定 642
(2) ポイントを絞った的確な照会 643
2 病状照会のポイント(症例別の照会事項)………………………………… 644
(1) 頸椎(腰椎)捻挫の診断で加療期間が長引いているとき 644
(2) 骨   折 644
(3) 脳挫傷 → 高次脳機能障害 645
(4) 認知症発症 645
(5) 骨粗鬆症,糖尿病などの持病が加療期間の遷延に影響を及ぼしている場合… 645

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